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'96.7.3 (2000.3.4)

ショパン:ピアノ協奏曲第1番

アンネローゼ・シュミット(ピアノ)
クルト・マズア指揮ライプティヒ・ゲバントハウス管弦楽団
徳間ドイツシャルプラッテン (TKCC70008)
 

CDの帯に書いてある「マズアの分厚い響きの中に、すっぽり包まれたシュミットの華麗なるショパンの心情」... ショパンの心情はどうだか分からないけれど、 弦楽器の分厚い響きのなかに管楽器が埋もれてしまいそうなショパン。 

でも、この地味でちょっとくすんだようなショパンが好きだ。 

アルゲリッチの火を吐く ようなピアノにアバドがドライブするロンドン交響楽団。 ここではノーテンキにラッパが鳴るのだが、これには僕も「ちょっと違うのでは」なんて思ってしまう。

この演奏はとりたてて上手い演奏とも思えないし、ショパンらしい優美さも感じられないドイツ風の素朴なもの。 指揮者のマズアも好きな指揮者ではない。 でも何故かショパンのピアノ協奏曲となるとこのCDを聞いているがアキがこない。

シュミットさんは、生まれて初めて行ったコンサート(25年ほど前の大フィル定期)で聴いている。 そんな理由で好きなのかもしれないけれど。

 
'93年の徳間ドイツシャルプラッテン限定盤(\1,000-)
輸入盤のベルリンクラシックスではまだ出ていないと思う... 僕の知る限り

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