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'96.7.19 (2000.3.4)

マーラー:交響曲第2番「復活」

モーリス・アブラヴァネル指揮ユタ交響楽団他
ヴァンガード (OVC 4004)

マーラーの「復活」のCDは、永らくメータ/ウィーン・フィルで決まりだった。 しかし、このアブラヴァネルはよく健闘している。 誰も推薦しないようだが、個人的にはとても好きな1枚だ。  DGのクーベリックの教科書的な演奏よりもずっーと好きだ。

かといってこの演奏、特に奇をてらったところはない。 解釈自体は中庸だと思う。 しかし、各声部にスポットライトを照て、楽器の音を次々と浮かび上がらせてくる。  これはメータの演奏もそんな感じ。 だが、そこは残念ながらユタ交響楽団。 ウィーンフィルのようなオーケストラ独特の粘り・コクはかなわないが、アブラヴァネルのもと、よく歌い健闘している。 第2・3楽章など感動的ですらある。

これは1967年の録音だがオリジナルマスターテープ(1/2inch TAPE)からのリマスター。 輸入盤LP(しかも CUTOUT)で持ってる第1番の音質とは雲泥の差。  ちなみにアブラヴァネルはバーンスタインと競うようにしてアメリカでマーラー全集を録音した指揮者。  名前のように「油粘る」演奏じゃないよ(笑)。

 
堂島ワルツ堂でも \1,500 で売っていたが、今はなき大月シンフォニア
で同程度で捕獲

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