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大阪シンフォニカー交響楽団 ファン感謝祭コンサート

意欲的なお祭り戻る


大阪シンフォニカー交響楽団 ファン感謝祭コンサート
2001年4月19日(木) 19:00 いずみホール

第1部:オーケストラの魅力
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番
ヨハン・シュトラウス2世:「常動曲」
第2部:21世紀に大阪シンフォニカー交響楽団が推す新しい才能
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
ショパン:アンダンテスピアナートと華麗な大ポロネーズ
第3部:ハンマープライス(大阪シンフォニカー交響楽団ゆかりのレア・グッズオークション)
第4部:パート紹介・首席奏者紹介
ドップラー:ハンガリー田園幻想曲
第5部:ご協賛会社提供の記念品抽選会
第6部:オーケストラを指揮してみよう!! 指揮者体験コーナー
第7部:あなたが決める! オーケストラ超名曲コーナー
スメタナ:交響詩「モルダウ」

ヴァイオリン:谷本華子、ピアノ:奈良田朋子、フルート:末原諭宜
指揮:曽我大介

弱冠35歳の音楽監督:曽我大介さんの指揮・司会と多彩なところを堪能したけれど9時半を回っての終演。 意欲的な試みでそれなりに面白かったけれど疲れました。
開演15分前にホールに到着したら何故か長蛇の列。 ようやく出てきた座席はA列のほとんど左隅。 もとから音楽を楽しむようなコンサートではないと思っていたのだが、こんな前でオケを聴くのは始めてでちょっとびっくり。 席につくと出てきたオケのメンバーが思い思いの服装でカラフルなのだが、ちょっ緊張気味だったみたい。 普段の正装のほうが気が楽みたい。 ちょっとわくわくしてプログラムを探すが、ない。 制作費の節約だろうか。 このコンサートのチラシを持っていたので流れは分かったけれど、お隣の紳士はお持ちじゃなかったし、僕同様にプログラムを探しておられてちょっと困っていたみたい。 チラシくらい挟んでおいてほしかったな。
さて、演奏については、席のこともあったけれど、もとからコンサートという名のお祭りなんで期待はしていない。 もっともこの席からは指揮者がよく観察できたことと、まるでオケの中にいるような音が体験できたのが面白かったな。 しかし曲に対しての感想をまじめに書く気はちょっと起きなくて、簡単に総括すると、どの曲も速めのテンポ設定で、メリハリを効かせていた感じ。 ウケ狙いとは言わないが、分かり易くやっていたような感じかな。 しかしそうであってもどの曲もきっちりと真面目に演奏していたのが大阪シンフォニカーらしいところである。 手抜きはない。 反面、首席奏者紹介でちょっと演奏される曲がけっこうサバけていたのも大阪シンフォニカーらしい若さだろう。 とくに細田さん率いるホルン軍団によるウルトラセブンのテーマが見事でした、あと藤崎さんのファゴットによる津軽海峡冬景色、臼田さんのラッパでの燃えよドラゴンズ、トロンボーンの野村さんは男はつらいよのテーマなどなどウケていました。
かなりのびのびになってしまって、2〜3曲演奏するはずだったリクエスト曲は「モルダウ」1曲のみ。 そのせいか非常に駆け足な演奏にも聞こえてしまってとても残念。 ともかく意欲的な試みであることは大いに評価したいが、第3・5部は手際良くやって次回はもうちょっと早く終わってね。 疲れました。