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奈良フィルハーモニー管弦楽団 第18回定期演奏会

常にアグレッシヴな演奏戻る


奈良フィルハーモニー管弦楽団 第18回定期演奏会
2006年3月12日(日) 13:30  奈良県文化会館国際ホール

ラヴェル: 亡き王女のためのパヴァーヌ
フォーレ: レクィエム op.48
フランク: 交響曲ニ短調

(アンコール)ビゼー: 歌劇「カルメン」第3幕前奏曲
(アンコール) 岡野貞一作曲、北川文雄編曲: 故郷

独唱: 大原末子(S)、田中 純(Br)
合唱: 奈良フィルハーモニー混声合唱団

指揮: 横島勝人


実にアグレッシヴな演奏の数々、聴いているこちらまで気持ちが高揚してくるような演奏会でした。
圧倒的だったのはフランクの交響曲ニ短調。 張りのあるオケの響き、曖昧さのない演奏でした。 キリリッと締めあげられたような感じかな。 もちろん第2楽章など、奈良フィルらしい美感をよく感じさせた演奏でしたけど、ここでも秘めた熱気を感じましたね。
そして終楽章、しかもフィナーレに近くなるにしたがって横島さんの動きがシャープになります。 おまけに左手をぐるっと廻して力を込め、ヴァイオリンから響きを絞り出し、奈良フィルから凄まじい迫力を引きずり出しました。
力感たっぷりな演奏が凄かったですね。 ブラボーも多数かかったのも頷けます。 とにかくすごい熱演でした。
フォーレのレクィエムもまた熱い情熱を秘めたストイックな演奏でした。 この曲がこんなにも熱く響くとは、さすが横島さん、とも言えますね。
なお設立5年、奈良フィル合唱団が初めて奈良フィル定期への出演を果たしました。 最初はやや緊張気味だったようで、各声部の響きが交じり合わないなどの面も見られましたけど、Sanctus では美しさも見え、Agnus Dei になると横島さんの熱気の影響もあり、柔らかくかつ熱い声がオケの響きともよく調和して曲を盛り上げていました。
この演奏で何より素晴らしかったのは Pie Jesu での大原末子さんの独唱でしょう。 清澄でしかも暖かみを感じさせた祈りの歌にうっとりとさせられました。 素晴らしい歌唱でしたね。 なお田中 純さんの独唱は、しっとりとした響きが特徴的。 少々ロマンティックに歌っていたようでした。
とにかくこの曲、静かに熱く燃えていました。
冒頭のラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」、美感のあふれた演奏でした。
もう少し浮揚感など欲しいと感じるほどの直裁的な表現で、曲を前に前にと進めていたようです。 とにかく美しく、判りやすく(聴きやすく)、と言った感じだったでしょうか。 個人的にはこのようなラヴェルは好きですけどね。 解説に書いてあったように、ラヴェル本人なら、シャブリエみたいで好きじゃない、と言うのかな。
ということで、いずれの曲も常に前向き。 色々な面でやる気を感じさせた演奏ばかりでした。 これに弱音での洗練された表現があれば・・・と思わなくもありませんが、横島さん、アグレッシヴに攻めるのが信条のようですし、これはこれで良かったと思います。
大いに演奏を楽しみました。


簡単に演奏会を振り返ってみたいと思います。

まずは生駒に行き、銀行でお金をおろしてから奈良に向かいました。 次回の演奏会の予定が見えないし、会員の更新費用って別に今日支払わなくても良いのだし、まっ今回の演奏会の様子を見てから更新してもいいんだけどなぁ〜 なんて思いつつも、念のためにお金をおろしたのでした。 近鉄奈良駅に到着。 あいにくの雨、傘を差してホールに向かいます。

ホールに到着したのは開演15分前だったでしょうか。 雨なのに結構多くの人が入ってますね。 そうか、今日は合唱団が参加しますものね。 確かに合唱団の方のご家族・友人の方が多く来られているような感じがします。 ロビーコンサートの爽やかなヴァイオリンと豊かに響くチェロをゆっくり聴きたい気もしましたけど、混み合うロビーを抜けていつもどおり2階席に移動。 ここはまだ3割程度の入りでしょうか、通路の後ろの EE-29 に落着きました。

パンフレットを読みながら開演を待ちます。 1階席は9割位入っているみたいですね。 場内に響く話し声がいつもよりも大きくざわざわと聞こえるようです。 ステージではティムパニやコントラバスの方が練習されてましたけど、定刻が近づいたので楽屋に下がりました。 するとステージの照明が明るくなり、司会の女性が登場して始まりました。

緊張されていたのか、名乗りはしませんでしたけど、フルートの原祐子さんですね。 指揮者の横島さんとは1年振りで、前回はドイツ音楽だったが今回はフランス音楽、そして曲の紹介を判りやすくされました。 そして奈良フィル混声合唱団を代表して大西弘さんがステージに出て対談。 何でもテノールの中心メンバーが急逝されたとか。 しかも、その方はご自分の葬儀はフォーレのレクィエムで送って欲しいと常々言われていたとのこと。 今日は彼に届くように歌いたいと述べられたました。

司会者が退場したあと、オケのメンバーが入れ替わるように整列入場します。 弦楽器が 10-9-7-6-5 の通常配置。 チューニングのときに照明が落ち、準備も完了。 袖から指揮者の横島さんが、右手を高々と上げ、オケに立つように指示しながらゆっくりと歩いて登場しました。 丁寧に礼をしてからオケの方を向き、呼吸を整えてから始まります。

ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」、美感のあふれた演奏でした。 もう少し浮揚感など欲しいと感じるほどの直裁的な表現で、曲を前に前にと進めていたようです。 とにかく美しく、判りやすく(聴きやすく)、と言った感じだったでしょうか。 個人的にはこのようなラヴェルは好きですけどね。 解説に書いてあったように、ラヴェル本人なら、シャブリエみたいで好きじゃない、と言うのかな。

ふわっと振り始めると、ホルンの艶のある響き、そして厚みを感じさせるピチカート。 フランス音楽って茫洋感というイメージなんですけど、けっこうはっきりとした表現ですね。 柔らかな木管、オーボエには艶がありますし、ファゴットも綺麗につけてきます。 さすが奈良フィルといった感じ。 透明感のあるヴァイオリン、静かに、でもどこか秘めた情熱のようなものを感じます。
美感のあふれた演奏が、やがてうねるようになり、大きく揺れたあと、フルートそしてハープの響き。 このハープも明快に響いてて、もうちょっと密やかな感じが欲しいな、なんて思ってみたりもしますけど、とても美しく判りやすい(聴きやすい)って感じです。 そして最後はふわっと消え入るように着地して曲を閉じました。

ステージは暗転、金管メンバーに続いて、木管、弦メンバーなど全員が退場します。 独唱者用のスペースを確保するのと、この曲の弦楽編成に合わせた座席変更です。 この間に合唱団員も登場。 中央に男声、両端に女声という配置。 なお弦楽器はステージに向かって左より時計周りで、ヴィオラ(7)、ヴァイオリン(6)、チェロ(6)で、この後ろにコントラバス(5)が配置されました(カッコ内は人数)。 ヴィオラ首席によるチューニング(管楽器はオーボエが居ないので何の音かな?ファゴット?)のあと、独唱者と指揮者が登場。 合唱団の団長でもある大原さんは黒のドレス、曲に合わせてシックな感じです。

フォーレのレクィエムもまた熱い情熱を秘めたストイックな演奏でした。 この曲がこんなにも熱く響くとは、さすが横島さん、とも言えますね。 なお設立5年、奈良フィル合唱団が初めて奈良フィル定期への出演を果たしました。 最初はやや緊張気味だったようで、各声部の響きが交じり合わないなどの面も見られましたけど、Sanctus では美しさも見え、Agnus Dei になると横島さんの熱気の影響もあり、柔らかくかつ熱い声がオケの響きともよく調和して曲を盛り上げていました。
この演奏で何より素晴らしかったのは Pie Jesu での大原末子さんの独唱でしょう。 清澄でしかも暖かみを感じさせた祈りの歌にうっとりとさせられました。 素晴らしい歌唱でしたね。 なお田中 純さんの独唱は、しっとりとした響きが特徴的。 少々ロマンティックに歌っていたようでした。 とにかくこの曲、静かに熱く燃えていました。

「入祭唱とキリエ(Introit et Kyrie)」、横島さんが腕を大きく縦に振リおろしたあと上にあげるのに合わせてキレの良い響きが立ち上がってきました。 合唱が丁寧に「Requiem aeternam」と歌います。 これに弦楽器の響きが対応、集中力の高い演奏。 オケはちょっと力強く、合唱もまだちょっと堅さを感じますけど、それが真摯な音楽といった感じです。
柔らかな弦の響きのあとテノールが柔らかな声で祈ります。 ヴィオラの響きも熱く、秘めた情熱のようなものが伝わってきました。 そしてオルガンのあとソプラノが丁寧に歌い継いでゆきますけど、皆さん、相当に気合が入っているみたい。 終始熱い響きが特徴的です。 その響きを長く伸ばしてこの楽章を終えました。

「奉献唱(Offertoire)」、ヴィオラを向いて降り始めると、きびすを返してチェロの前3人が引き始めます。 実演だと、録音で聴いているだけでは分からないことが見えるのが楽しいですね。 さて、合唱が入ってきます。 落ち着いた声で、各パート毎の纏まりは良いのですけれど、どこか全体として響き合っていないような感じ。 テノールが加わり、弦楽器も入ると響きに幅が出てきたので解消したみたい。 ヴィオラの響きが素敵に響いて盛り上がります。
田中さんの独唱。 柔らかな声ですね。 しっとりと歌います。 オルガンソロでもしみじみとさせられますが、合唱はここでは響き合って素敵でした。 オケも次第に高揚してきましたけど、最後はオルガンの響きで静かに終わりました。

「サンクトゥス(Sanctus)」、オルガンの保持音にヴィオラとハープが美しく絡む開始。 ソプラノ、テノールともに柔らかく、しかもやや明るみを感じさせる声で素敵でした。 柔らかな陽光のような感じかな。 オケが力強くなり、タイトなホルンの響き、そして横島さんが縦振りで弦に弾みをつけて熱いピチカート。 これをすっと収め、そしてまた明るい陽光の射す音楽として、ふわっと着地させました。

「ああ、イエズスよ(Pie Juse)」、大原さんの独唱、清澄でかつ暖かさを感じさせる素晴らしい祈りでした。 オーケストラはややはっきりとした感じで伴奏をつけてまたソプラノに引継ぎます。 綺麗な声が2階席にまでよく透ってきますね。 素晴らしい。 じ〜んときました。 ゆったりとして、しっとり歌い、そしてうっとりさせらてこの楽章を終えたって感じです。 本当に素晴らしかった。 今回の演奏の白眉といってもいいと思いました。

「アニュス・デイ(Agnus Dei)」、柔らかな弦のアンサンブル、これが明るく膨らんで合唱に引継ぎます。 横島さん、ぐっと力を込めて盛り上げたのを鎮め、オルガンが入って柔らかくします。 合唱もまた柔らかな響きで歌いますが、次第に熱く盛り上がってきます。 オケも熱く引き継いでホルンが艶のある響きでタイトに吹くと、いっそう熱くなりました。 横島さん、いつもは指揮台の上を動きまわるのに、この曲ではほとんど立ち位置を変えません。 余計な力を入れない工夫なのかもしれませんけど、十分に熱い音楽です。 合唱とオケの響きがよく合ってきました・・というか、横島さんの熱気に皆さん飲み込まれたのかもしれませんね。

「リベラ・メ(Libera me)」、オルガンと低弦のピチカートのリズムに乗り田中さんの独唱。 少々ロマンティックな感じの歌い方ですね。 朗々とした声が2階席でも魅力的に響きます。 ピチカートの響きが力を増したかと思うと退いて、ヴィオラの響きに導かれ、声がよくブレンドされた合唱が入ります。 いい感じです。 ホルンがタイトに吹いて熱い音楽。 これが横島さんの持ち味でしょう。 熱気のこもった演奏を前に前にと進めます。 とにかく振りがシャープですね。 ティムパニが入り、弾力を感じさせる弦、そして合唱が「Libera me」と集中力高く歌い、また独唱も入って朗々とした声、熱く響くオケと一体となって感動的。 最後は、すっ〜と潮が退くように締めました。

「楽園にて(In Paradisum)」、オルガンとハープのチャーミングな響き、ここに女声入って爽やかです。 ほんのちょっと堅さも感じますけど、誠実な合唱というべきでしょう。 オルガンと合唱、ハープ、綺麗で優しい音楽が進んでゆきます。 弦楽器も柔らかく伴奏をつけて永遠の安息を歌います。 そして最後は響きを十分に伸ばし、祈りを心に残すかのように消え入るような終了。 静寂が流れました。

静かに熱く燃えるようなフォーレのレクィエム。 とにかく素晴らしい演奏でした。 大きな拍手を贈りました。

20分間の休憩。 実は、演奏はとても素晴らしかったのですけど、隣のブロックにいた若いご夫婦と幼いお子さん2名がちょっと騒々しく・・・未就学の子供さんなので仕方ないのですけど、その様子を気にかけないご主人。 しかも子供の動きが大きくなったら、なんと自分だけ1つ後ろの席に移動しちゃいました。 子供は放置(奥さんに任せて)、平然としてらっしゃるのには大いに気分を害するものを感じました。
素晴らしい演奏の感激に水を差すのも嫌なので、会員の更新をすることにしてロビーに出て、ついでに座席も変更することにしました。 なお今度は同じ2階でも、右隅ブロックの最前列 AA-44 。 こおいうとき、ほんと自由席ってのは有り難いですね。

さて気分一新。 ステージを見ると、ティムパニの田中さんが練習をされてました。 楽屋から金管の響きも聞こえてきて、期待も膨らみます。 田中さんが袖に引き下がってしばらくするとステージが明るくなってオケのメンバーが登場。 1曲目と同じく 10-9-7-6-5 の編成ながら、トランペット4本、バスクラリネット、コールアングレも加わって、ちょっと大きな編成ですね。 チューニングを終えると、やはり右手を挙げながら横島さんが登場。 しかし今回は指揮台のところまで気づかれず、ようやくコンミスの原泉さんが立ち上がって横島さんと握手をするときに全員起立。 一段と大きな拍手を受けて準備万端整いました。

フランクの交響曲ニ短調。 張りのあるオケの響き、曖昧さのない演奏でした。 キリリッと締めあげられたような感じかな。 もちろん第2楽章など、奈良フィルらしい美感をよく感じさせた演奏でしたけど、ここでも秘めた熱気を感じましたね。
そして終楽章、しかもフィナーレに近くなるにしたがって横島さんの動きがシャープになります。 おまけに左手をぐるっと廻して力を込め、ヴァイオリンから響きを絞り出し、奈良フィルから凄まじい迫力を引きずり出しました。
力感たっぷりな演奏が凄かったですね。 ブラボーも多数かかったのも頷けます。 とにかくすごい熱演でした。

第1楽章、低音弦のほうを向き、慎重に響きを紡ぎ出した幕開け。 木管そして柔らかな高音弦と響きを重ねます。 重心の低い充実した開始でした。 ティムパニの連打を交えて小さなクライマックス。 張りのある響きながら重量感もあって、ぞくぞくっときました。 ホルンが健闘、遥かな響きを重ねて充実しています。 このあと力の漲った金管が入って急速に盛り上がりますけど、要所を鋭く決めてから、スパッと止めてカッコ良い。 そして主題を繰返し、また急激に盛り上がります。 あれよあれよってな感じで聞き惚れました。 たっぷりとした音楽には力も十分に感じられます。 そして常にスピード感があるのがいいですね。
ホルン、オーボエ、フルートと女性奏者による綺麗な響きで曲を彩ってから、また力を増して鋼のような音楽となりました。 横島さん、オケの集中力を高めてぐいぐいと引っ張ってゆきます。 オケも全力でこれに応えて聴き応え満点。 曖昧さの無い音楽ですね。 聴いていると重い音楽なのにスキッとします。 最後も力を漲らせての終結で、思わず拍手が飛び出したのも無理はない、って感じでした。

第2楽章、ハープとピチカートに弾力があり重厚な開始ですけど、華やぎも感じました。 そしてコールアングレがエキゾティックに響いて素敵。 更にヴィオラやホルンも絡んで、響きをうねらせながら進行。 またコールアングレ、ホルン、ピチカートと進んだのをすっと止めます。 ヴァイオリンの響きに続いて木管楽器のアンサンブルが美しく絡み、奈良フィルらしい美感溢れた演奏になりました。 素敵です。 しかしこれもせわしなく動くヴァイオリンの響きに邪魔され、しだいに力を増してゆきます。 ヴァイオリンが執拗に世話しなく動きますけど、木管が美感のある演奏を展開。 曲を進めてゆくと、冒頭の雰囲気が回帰。 ぐっと大きく盛り上げたあと、木管とハープの和音で終結。 美しい演奏でした。

第3楽章、インパクトのある響きで開始。 目も醒めるような感じです(これまで全く眠くはなかったですけどね)。 トランペットの輝き、爽やかで力のあるヴァイオリン、覇気がありますね。 ゆったりとトランペットが旋律を吹いても、熱気を秘めているのが透けて見えるような感じ。 ラテン系のノリかしらね。 ハープが入って少々落着きますけど、常に音楽が凝縮されたような充実した感じで進みます。 そして横島さん、大きく振って力強く、弦はよく揃って爽やかですけど、やはり熱く演奏し、音楽をすっと止めました。
すぐに沈んだ曲調として、じっくりと響きを溜め込むように集中力を高めます。 落ち着いた感じながらも次第に速くし、左手をぐるっと廻して力を込めた横島さん。 腕の振りがシャープです。 そしてまた左手で力をこめ、たっぷりとした力感溢れる弦の演奏とします。 それに負けじと金管楽器も粘り気のある響き。 オケがひとつに纏まって進んでゆきます。 これまでに呈示された旋律が走馬灯のように回想され、熱く大きなクライマックを構築。 輝かしい金管の響き、タイトなティムパニでフィナーレ。 最後は横島さんが挙げた両手を目の前に引き寄せて止めて全曲を閉じました。

予想どおり(以上?)の熱い演奏でした。 カーテンコールの間、オケの皆さんも、隣の方と何やら言葉を交わしながら(凄かったね・・・なんて言っていたのでしょうか)表情がほころんでいました。 いつもの倍くらいのエネルギーを使ったんじゃないでしょうか。 奈良フィルからこんなにも熱い音楽が出てくるとは・・・やっぱり横島さんだからこそでしょう。 常にアグレッシヴに攻めた演奏の数々。 堪能しました。

なおアンコールの「カルメン」第3幕前奏曲での原さんのフルートも特筆しておきたいと思います。 とにかく美しくて、何故か涙が出てきそうになりました。 素敵でした。 大いに演奏を楽しんだ演奏会でした。