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オーケストラ・アンサンブル・フォルツァ Halloween Concert 2014

ちょっと不気味で面白い音楽の数々戻る


日時:2014年10月19日(日) 14:00開演(13:15開場)
場所:八尾市文化会館プリズムホール・大ホール

曲目:ムソルグスキー/禿山の一夜(原典版)(*1)
   リャードフ/「バーバ・ヤガー」Op.56 (*1)
   メイヤー/Rosin Eating Zombies from Outer Space (*2)
   サン=サーンス/交響詩「死の舞踏」(*2)
   グリーグ/「ペール・ギュント」第1組曲より「山の魔王の宮殿にて」(*3)
   グノー/あやつり人形の葬送行進曲(*3)
   ファリャ/バレエ音楽「恋は魔術師」より「火祭りの踊り」(*3)
   バデルト/「パイレーツ・オブ・カリビアン〜呪われた海賊たち」メドレー(*1)
   デュカス/交響的スケルツォ「魔法使いの弟子」(*4)
(アンコール)グリーグ/「ペール・ギュント」第1組曲より「朝」(*4)
(アンコール)バデルト/「パイレーツ・オブ・カリビアン〜呪われた海賊たち」(*1)

ナビゲーター:山村雅代

指揮:池田俊明(*1)、大塚洋平(*2)、池永健司郎(*3)、菊 正憲(*4)


ハロウィン・コンサートと名付けられた演奏会に行ったのは初めてではないでしょうか。 小さな子供の泣き声も音楽のうち、そんなちょっと不気味で面白い音楽の数々を楽しみました。

会場はハロウィン一色、随所にオレンジ色のパンプキン提灯や風船が飾られ、団員やスタッフの方も思い思いの扮装を凝らしてられました。 また会場にも扮装した小さな子供さん(団員の方のご子息でしょうか)もいましたし、入口に配布されたパンフレットにも仮面まで付いている・・・休憩時間は30分もあって、ロビーでは小さなお子さんにプレゼントも配っていたようです。 企画・運営された方々の努力に驚きました。

また何より音楽も良かったですね。 滅多に聴くことのできない「禿山の一夜」の原典版(生で聴くのは2回目)、「魔法の弟子」(生で聴くのは3回目)なども面白かったけれど、ゾンビに追われた女性がステージから会場へと歩き回る「Rosin Eating Zombies from Outer Space」この女性の絶叫が実に見事でした。 そして「パイレーツ・オブ・カリビアン〜呪われた海賊たち」では寸劇さながらに最後はゾンビや着ぐるみまでも出てくる大団円で会場は賑わいました。

演奏もとてもしっかりとしたものでした。 時に少々飛ばし気味であったり、テンポを落としたり抑揚を付けて判りやすくしていたようですが、そもそもしかめっ面して聴く演奏会ではなく、楽しむ演奏会。 団内指揮者4名も4者それぞれの指揮ぶりにオーケストラもよく応えていてとても良かったですね。 会場内で落ち着かなくなって泣きわめく子供の声もまた音楽の一部。 そう考えて楽しみました。
演奏された皆さんお疲れさま&有難うございました。


以下、未稿