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高槻フィルハーモニーオーケストラ 第10回定期演奏会

しっかりとした構成感をもった演奏戻る


日時:2016年12月11日(日) 14:00開演(13:30開場)
場所:高槻現代劇場・大ホール

曲目:ベートーヴェン/「コリオラン」序曲
   モーツァルト/交響曲第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」
   ベートーヴェン/交響曲第8番 ヘ長調 op.93
(アンコール)モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲

指揮:関谷弘志


関谷さんの指揮のもといずれもしっかりとした構成感をもった演奏を楽しみました。 ベートーヴェンではソリッドに響かせ、モーツァルトではウェットに響く充実した演奏でしたね。

かちっとコンパクトに纏まってストイックな響きで演奏された「コリオラン」序曲、コントラバスの響きを芯にしてキレの良さと伸びやかさを持った交響曲第8番。 特に後者、充実した弦楽アンサンブルと管打楽器が一体となって伸びやかでたっぷりとした演奏ながら 8-8-6-6-4 の小編成オケならではコンパクトさ。 掛け合いもバシっと決まって進めていたベートーヴェンが良かったなぁ。

モーツァルトは、アンコールで演奏された「フィガロの結婚」序曲のような開放感が少々欲しかった「ジュピター」でした。 響きこそウェットにしてベートーヴェンとの違いを感じさせてさすがでしたが、きちんと纏まったモーツァルトの音楽でしたね。 終楽章の4重フーガ、音量差をうまく使って進めていましたけれど、几帳面な感じだったかな少々堅苦しくも感じたしだいです。

いずれにしても古典派音楽を主として進めてこられた高槻フィルの充実した演奏会。 皆さんお疲れさまでした。


以下、未稿